瞳みのる新聞2011: 【K-PERSON】人見豊訪問 ~ 經過40年「現在」交接的2個人生


上回提要︰
澤田研二新聞2008: 【K-PERSON】沢田研二訪問 ~ 初在巨蛋演唱迎花甲 現在也搖滾

No. 125

【K-PERSON】 瞳みのる(2011年4月17日紙面掲載)
2011年5月11日 神奈川新聞> ニュース> 連載

40年経て「今」交わる2つの人生

40年の月日とは、どれほど長いのだろうか。1971年、人気絶頂のグループサウンズ「ザ・タイガース」から独り、離れた。「戻るつもりなんて全くなかった」。その言葉通り芸能界とも、ほかのメンバーとさえ、一切の交流を持たなかった。この春、著書「ロング・グッバイのあとで」を出して「あのころ」を初めて語ったのは、だから、自身にも思いがけないことだったという。


きっかけは、沢田研二が2008年に発表した新曲「Long Good―by」。〈君のこと/いつも いつも 気にかけてる(中略)一度酒でも飲まないか〉。それは明らかに、瞳みのるに向けて書かれた歌だった。作詞は沢田と、同じく仲間だった岸部一徳。後に分かったことには、沢田は瞳の行きつけの酒場を探し当て、ひそかに通っていた。それほど〈気にかけて〉いた。「会ってみてもいいかな…」。言葉の重みに心を揺さぶられ、37年ぶりの再会が実現した。

この間の人生といえば、まるで別人のものだ。まず、脇目もふらず勉強して慶大に入った。かき立てたのは「(音楽活動で)得たものはたくさんあるけれど、失ったものも大きい」という焦燥感。入学後も周囲との「知的な開き」を痛感し、それを埋めるために本を読みまくった。「彼ら(メンバー)と会っている時間も、音楽をやっている暇もなかったですね

大学、大学院で中国文学を専攻し、漢文(後に中国語)教師として、昨年まで慶応高校の教壇に立っていた。「いろんな人間を受け入れる懐の深い学校でした」。いろんな、とは自らも含む。時の校長と大げんかして“干された”武勇伝があるのだ。「教師が生徒を見る目よりも、生徒が教師を見る目の方が確かです」と、長い学校生活を終えて断言する。

最近は、東京と北京を行き来する日々。文学や語学の素養を生かし、日中の歌を互いの言葉に訳詞するライフワークに取りかかっている。明治期の埋もれた名曲を発掘したり、作詞作曲を手がけたり…。そう、音楽と文学という“二つの人生”が、ようやく交わりつつあるのだ。

そんな中に「老虎再来」というオリジナル曲がある。時を超えた「再来」に高まる期待。が、懐古にまどろむ気はないという。自分たちが示すべきは「今」を生き抜く力だと確信している。「僕はゼロから出発したんだから、何も怖いものはないよ」。老虎の目が光った瞬間。

★お気に入り★
中国への思いは深い。今は北京に部屋を構え、創作拠点にしているほどだ。「活気があって希望に燃えていて、エネルギーをもらえるんだよ」。中華料理の腕はプロ級で、調理師免許も持っている。早くから中国のドラマにも着目し、ビデオを買いそろえた。「日本人の中では一番か二番か、というぐらい見てます」。その一方で、初めて訪れた30年ほど前に比べると「拝金主義になってしまった」と残念がる。「昔は清貧を尊ぶ気質があったんですけれど…

★記者の一言
瞳さんと呼ぶべきか、人見先生と呼ぶべきか。実は記者は十数年前、「人見先生」に中国語を習っていた。取材中は時間が戻ったようだった。

当時の高校生の目に、人見さんの過去を語ろうとしない姿勢はかたくなに映った。ソロになったジュリーの活躍を、どんな気持ちで眺めていたのだろう。「彼らが現役でいるから、僕は生徒に親近感を持ってもらえる。それに刺激になりました、沢田が頑張ってるから自分も、と」。ジュリーを「沢田」と呼ぶ…なんだか別世界の人みたいだ。

けれども文学の話になると、かつての授業のように熱を帯びてきた。「中国の流行歌には杜甫や李白といった古典を引用したものがある。日本でいえば万葉集や源氏物語を歌うようなものでね…」。やっぱり「人見先生」だ。

ひとみ・みのる
本名・人見豊。1946年京都生まれ。
67~71年、瞳みのるの名でザ・タイガースのドラマーとして、沢田研二らとともに解散まで活躍した。愛称は「ピー」。
引退後は慶大文学部に進み、中国文学を研究。
同大大学院修了、北京大に留学。
慶応高校(横浜市港北区)で昨年まで、中国語を教えた。
近年は京劇と日本舞踊のコラボレーションや歌曲の中国語訳などを手がける。

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